Posts Tagged ‘展覧会’

Saul Leiter

2017 年 6 月 18 日

ソウルライター

一昨年この人の日常を描いた映画を見たときから、日本で個展が開催されるときは見に行こうと決めていました。

そして、今日遅ればせながら行ってきたのですが、意外に若い人が多くてそれは少し驚きました。

映画からの印象で、街なかスナップの作品を期待して行ったのですが、少しニュアンスが違いました。

ブレッソンや伊兵衛さんのような「街なかスナップ」のお洒落版みたいなものを想像していたのですが、写真は総じてグラフィック的で、言ってみれば「写真好きのデザイナーが撮った写真」みたいと言えば伝わるでしょうか、スナップとしては少し幅が狭いのです。

街なかで撮ってはいるんですが、作意が勝っている感じがして、そこにセンスはあってもヒューマニティーが希薄、と言っては少し言い過ぎになるかもしれませんが、人々の日常に興味があるというより、日常が生み出す上等な景色に興味がある、と言ったような写真でした。

スナップっを求めていた私には、そういう意味では少し食い足りないところがありましたが、作品は総じてオシャレでイイ感じの写真展でした。

映画を見てない人にはどう見えるのだろうかというところもちょっと興味のあるところです。

来週まで文化村です。

Robert Mapplethorpe

2017 年 4 月 5 日

シャネル美術館

銀座のシャネルでRobert Mapplethorpeの写真展を見てきました。

私とはほとんど同年代なので、若い頃にこの人の写真を見て衝撃を受けた記憶があります。

今回の写真展は有名どころの写真を集めた展覧会で、それなりに充実していました。

が、こちらが年を取って感受性が鈍くなったのか、あまりに見慣れてしまったためか、当時ほどの感情の高まりはありませんでした。

それと、キューレターや写真評論家が崇め奉る「プラチナプリント」というものに懐疑的なわたしには例の黒人と白人を一枚に収めたポートレートもさほどとは思えませんでした。

撮影時から20 x 24インチのカメラで撮影してそのネガをプラチナプリントに密着させているならまだしも、ハッセルで撮影したネガを20 x 24インチに拡大デュープしてその密着を取る手法は、デュープ時点で調子が飛んでいるだろうと思われます。

Ansel Adamsのヨセミテのネガを救済してプリントしたJohn Sextonのプリントを見れば、6 x 6 cmのネガから直接プリントを取ったほうが、調子がいいんじゃないかなあ、とも想像します。

実際にあの黒人と白人のポートレートを見ると、決してゼラチンシルバーで出ない調子ではないなあという感想を持ちます。

またデジタルならあの調子は当たり前になってしまっているのも、わたしの感想に一役買っているかもしれません。

まあ、それが私の感想ですが、Mapplethorpe好きな方はともかく、彼を知らない方達には見ていただきたい展覧会ではあります。

西欧人は左右対称が好きだなあ、という感想も持ちました。

半畳記 一部改変

2017 年 3 月 27 日

浅草のアミューズミュージアムで「BORO美しいぼろ布展」を見てきました。

サブタイトルに「人間はどれだけ貧しくてもおしゃれをする」とあります。

実際の200年ほど前に着られていた半纏や着物、腰巻きその他の衣服と、その頃のものを参考に現在作られた衣装などが展示されています。

写真はこぎん刺しのサンプルですが、ミシンのない時代に手仕事でされた刺し子の美しいこと。

ぼろ布から使えるところを切り取ってツギハギにしてから、全体を刺し子で補強するそのデザインは今のジーンズに見られるわざと荒らす美意識に受け継がれて居るみたいです。

ファッションでそうしているのではなく、必要から生まれてファッションに昇華されているので、軽薄なところがありません。

美しかったです。

 

さて、お気づきかもしれませんが、半畳記の表紙が一部変わりました。

GalleryとDocumentaryに代わって、facebookとFlickrが入りました。

Flickrの方へはまだ作品を上げてないので、取り敢えず空き部屋につながるだけです。

懸念していた改変ですが、やり始めたらどんどん思い出して、あっと言う間に出来上がりました。

案ずるより易かったです。

福田平八郎

2017 年 2 月 5 日

山種美術館

久しぶりに山種に行ってきました。

そこで福田平八郎の32、3歳の頃の朦朧体風の牡丹、ほぼ四角の二曲一隻の屏風、初めて見ました。

素晴らしい。

元々、福田平八郎は好きでしたが、これはいわゆる平八郎風の絵ではなく写実の朦朧体とでもいう作品。

素晴らしかったです。

例によって今日までの極めて遅い告知ですが。。。

お時間のある方は是非。

2016 年 12 月 10 日

ダリ展チケット

一度、休日に行ったらものすごい行列に恐れをなして戻ってきてしまったんですが、ウイークデーに再度挑戦してみたら、拍子抜けするほど空いていて、ゆっくり見てこられました。

ダリは好きな画家の一人です。
いわゆるダリの代名詞的なシュールレアリスムの絵ではなく、具象の「パン籠」や恋人「ガラ」の後ろ姿をテンペラで描いた小さな板絵が好きなんですが、行ってみての感想は当たり前なんですが、ダリはシュールレアリスムの画家だなあという思いを強くしました。

「ガラ」はありましたが「パン籠」は見当たりませんでした。
絵葉書に「ガラ」はなく、図録の「ガラ」はテンペラのあのこってりとしたマチエールも色も再現できていませんでした。
油絵や水彩は比較的忠実に印刷で再現できますが、テンペラは印刷はだめですねえ。
久々に実物見られてよかったです。

2008ねんにオマージュでパンの写真を撮ってカレンダーにしたことがあります。

Bread

今年の絵柄は只今製作中です。

手創り市

2016 年 10 月 25 日

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先日の日曜日、千駄木の養源寺です。

若い人と僅かに中年の交じる様々な作家が自分の作品を持ち寄って開いている「手創り市」です。

この手の市にありがちな発表の場のない素人の作品を売っているのではなく、どうも参加している作家はみんな個展経験の有りそうなしっかりした作品を見せています。

それでいて値段が素人以下の設定で、とても儲けが出ているとは思えない値付けです。

偶数月の最後の日曜日に恒例となっているようです。

詳しいことはここで

今年はまだ12月の23日にあるみたいです。

面白いですよ。