これ何?
これを見てこれがなんだかすぐわかる人は、もう相当ロートル(て、これも死語ですかね)、年配、ベテラン、年寄りですかね。
今時はこれの出番もなくなって、銀座や日本橋の街並み同様、写真も様変わりしました。
これKODAKの攪拌棒です。
現像液やハイポの粉末を水に溶くときに使うものです。
で、これってどっちを持って使うのか謎なんですけど、私はもっぱら右側を持って攪拌していました。
その方が効率が良かったのでそうしていたんですが、静かにかき回さないといけないときは左側を持ってかき回してました。
そして、私のところではこれがいまでも現役なんです。
「やっぱり写真はフィルムでなくちゃ」「現像は自分でしなくちゃ」「作品は銀塩よ!」なんて、格好のいい話ではないんです。
私毎日ヨーグルトを食すんですが、そのヨーグルト自作です。
箱乳にタネ菌を入れて保温器で作るんですが、そのタネ菌を箱乳に入れた時、このKODAKの攪拌棒でかき回しているんです。
丁度いいんです、とんだバチあたりです。
写真の神様がいたら、怒るでしょう。
ナイコールの現像タンクもライカもハッセルもニコンもキヤノンも、もうありません。
残っているのはビューカメラの4X5,8X10とそのホルダーとPolaroidホルダーのみ。
ステンレスの現像バットは台所で活躍中。
ま、どうでもいい話ですが、私のところでは未だに現像道具が現役だというお話でした。
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