爪に火を灯してビフォーアフター

ビフォー

アフター

上の写真は随分前にも載せたことがある「佐伯祐三ちっく」な味わいのある壁。

何を隠そう我が家の裏の壁でした。

下がその趣のある壁をサイディングとやらで全面覆ってなんとか補強した訳ですが、結果、味もそっけもないただの壁に成り下がりました。

上の壁が佐伯祐三チックになったのは自宅を改造して一階をスタジオに作り変えた時、下町の家々の立て込んだ裏側の壁で、避難路として空けてあるにはあったんですが、普段人も通らなければ通りから見えることもない、通るのは野良猫とネズミぐらい、それも夜中のことですから、幾らかでも改築費用を安くあげようというさもしい魂胆で此処には触らなかったのです。が、この辺りも日本橋再開発の端っこですから、しかも住んでいるのは年寄りばかり、都心の過疎地化しています。

この駐車場になっているところにあったお家もそんな事情か家主がいなくなりました。家主が消えて家まで消えたら、まともに佐伯祐三が顔を出して、上の写真のようなことになった訳です。雨も風もまともに当たるようになって、私が心配するより近所の方が崩れやしないかとハラハラする始末。

趣があるだの佐伯祐三チックだのとムリムリやせ我慢、負け惜しんでいたんですが、とうとうこの度手をつけました。

悩みましたよ。

それでも近所が怖がる壁を放っても置けず爪に火をともすようにしてこさえたなけなしで、ビフォーアフター。

こんな事を言っては工事をしてくださった方々に申し訳ないのですが、工事代金を振り込む時に胸に浮かんだ「もったいないなあ」という思い。

「これだけあればカメラとレンズ新しくしてワンセット組んでもお釣りがくるなあ」という計算。

全くお恥ずかしい限りです。

今から心を入れ替えて、真面目に精進致します。

とりあえずは九月の個展目指してまいります。

それまで皆様、お互い元気で過ごしましょう。

不要不急の無駄遣いもひかえましょう。

見えているテレビアンテナは我が家のものではありません。

誰か相当高くアンテナ張ってるんだわ、初めて知った。

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