絶対非演出の絶対スナップ

東京スカイツリー

散歩中の写真。

きのうのスカイツリーを撮った場所から振り向いて撮りました。

なんだかニューヨークの摩天楼をダウンタウンから覗き見ているような(行ったことありませんけど映画のワンシーンでよく)絵面になりました。

が、なんか変でしょ。

トンネルビューの向こう側が露出過剰気味だったのでそこだけ明るさを抑え逆に橋桁や手すりの暗いのを持ち上げ、そうしたら当然コントラストがなくなったので、明瞭度を少し上げました。

だから写真が不自然でなんか変。

土門健は言いました。

「絶対非演出の絶対スナップ」宣言の中で。

「絶対非演出が現実そのものに直結し、絶対スナップがカメラとモチーフを直結させる」

フレーミングがそもそも演出ではないのか、という議論はさておいて。

言葉は分析して理解しようとせず、発した人の心情を受け止めるようにすれば、胸に落ちます。

この土門拳の言葉を金科玉条に写真を撮っていた時期があります。

今になってみれば、その時期があってとても良かったと思えています。

同時に母から言われた一言も忘れられません。

「古寺巡礼」写真集を見ていた私の後ろを通り過ぎた母が、ちらっとその写真集を覗いて「あんたにはそういう写真は撮れないよ」

今、親の年齢を越えて思うのは、親は子供をよく見ているな、という思いです。

土門拳は私には巨星です。

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