Paco de Lucia

映画パコ・デ・ルシア

映画を見てきました。

号泣しないように十分気をつけて見てきました。

パコとパコの共演者たちへのインタビューで構成された映画です。

パコを初めて知ったのはもう随分昔です。
車のラヂオから聞こえてきたギタートリオの演奏に心臓を撃ち抜かれました。
しかし、その演奏が誰なのか知る由もなくて、凄いギタリストがいるものだなあと感心するばかりでしたが、
ある時音楽に非常に詳しい友達にその話をすると、多分それはパコ・デ・ルシアという人だと教えてくれました。
それですぐ秋葉原の石丸電気へ行って事情を説明して、詳しい友達がパコ・デ・ルシアじゃないかと教えてくれたんですが、、、
と言うと、その店員さんも多分間違いないですね、と言いながら一枚のCDを持ってきて、演奏は多分これだと思います、というじゃありませんか。
その場で封を開けて視聴すると、まさに、あのラヂオから聞こえてきた演奏に間違いありません。
Friday Night In San Francisco

私の友達も凄いけど、石丸電気のお兄さんも凄いなあ、などと感心したのがパコとの出会いです。
その後、私にパコを教えてくれた友達がラヂオのエアチェック音源をカセットテープに入れてプレゼントしてくれたのが、
伝説となっている、大雨の田園コロシアムでのチックコーリアとパコ・デ・ルシアのバトルです。
大雨の中なかなか始まらない演奏を待つ観客の「パコ〜っ! パコ〜っ! パコ〜っ!」と叫ぶ声。
日本での演奏会じゃないみたいです。
あまりの雨の激しさにチックコーリアはピアノにカバーを掛けて楽屋に一時引っ込みます。
その時ずっとチューニングをしていたパコが大雨の音と大歓声の中で突然演奏を始めるのです。
すごい演奏です。
するとその音を聞いてチックも出てきます。
カバーを外して、パコのギターに呼応するようにピアノの鍵盤を叩き始めます。
二人の演奏に合わせるように雨が小降りになり、やがて上がります。
こうして、あの伝説的な名演奏が繰り広げられたのです。

随分時が経ってパコ好きの知人にその音源を分けてあげたのですが、
彼はそれを、それから何年かして日本へ来たパコにプレゼントしたそうです。
するとパコは「この演奏は覚えている」と言ったそうです。

これは私のパコ体験ですが、映画はパコの共演者たちのパコ体験が次々に語られる構成です。

そして最後にチックコーリアが言います。
「彼はフラメンコとかジャズとかいうジャンルを超えている存在なんだ。彼はパコ・デ・ルシアというジャンルなんだ」

素敵な言葉じゃないですか。
共演者にこんな言葉を贈られたら。。

もう号泣しそうです。

 

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“Paco de Lucia” への2件のフィードバック

  1. yasmin より:

    風間さま、ご無沙汰しております。
    わたしも、同じような経験をしたことがあります。
    FMを聞きながら自動車を運転していると、とてもすてきな曲が流れてきて、、、、。
    (欲しいな、でも、曲名もアーティスト名も判らない。。。。)
    その後、運転しながらFMを聞いていると、忘れた頃にこの曲と出会ってしまう。
    そんなことを何度か繰り返しているうちに我慢できなくなり、銀座の山野楽器へ足を運んで問い合わせしたんです。
    当然ですが、店員さん曰く
    「曲名もアーティスト名も判らないんじゃ、どうしようもないですよぉ〜」
    そこで、わたし、自分の声でうる覚えのまま歌ってみせたんです。
    そしたら一発で
    「ルー・リードの『walk on the wildside』だと思います。取り寄せましょうか? でもご要望の物と違っていた場合は、申し訳ないけど料金を負担してください。いかがでしょう?」
    という訳で、勝負に出ました。
    数日後、取り寄せてくれた音楽は、わたしが求めていた物でした^^。
    山野楽器の店員さんもすごいな〜と、思いました。
    長文にて失礼いたしました。

    • カザマ より:

      ご無沙汰しています。
      そうですか、そんなことがありましたか。
      見つけた時は嬉しいですよねえ。

      yasuminさんはお元気そうで何よりです。
      暑い夏になってきましたが、お互い元気に乗り切りましょう。
      コメントありがとうございました。

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