廃屋もしくは佐伯祐三

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我が家の裏で古い住宅の解体作業が行われていて、今どきこんなに揺らしていいのかというほどの揺れに耐えた数日間でしたが、誠に無残な解体の仕方で壊される家に同情を禁じえませんでした。

我が家の裏壁

そして工事が終わって更地になったこの写真の奥に峨々として聳え立つ廃屋風な建物が我が風間スタジオの裏側です。

何故こんなに荒れているのかというと、住居をスタジオに改築するときに屋根と側面すべてを作り替えたのですが、この面だけ手を付けなかったのです。
何故というに、幅一メートルに満たない私道に面して、人の通ることはない場所であったために、工事費を倹約する為にここには手を付けなかったのです。
何十年か経ってそのケチ臭さが白日のもとにさらされたわけです。
今この外壁をサイディングで覆うと100万ではすまないそうです。
そんな資金は逆さにして3日ぶら下げておいても、わたしの懐からはひとったらしも出てきやしません。

カメラをぶら下げてブラブラ歩いている時にこんな風情に出会うと「お、イイね」とか「時代がついてるねえ、味だねえ」などとほざきながらシャッターを切っていたはずです。
それがいざ自分のものとなると、そんな美的な鑑賞ができずにただオタオタしているのはなんとも情けない。
「ここは他人の目で見直そう」などと自分を叱りながら見ていると、なんとなく味じゃないですか。
なんだか色使いが佐伯祐三チックだし。

ははは、金のないのを理由にせず、美的関心を理由にこれはこのままにしておくことにしました。

合掌。。。

 

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“廃屋もしくは佐伯祐三” への2件のフィードバック

  1. カエル より:

    新年あけましておめでとうございます。
    私の育った家は二軒長屋で、お隣がお家を新築する時に我が家も同じ様な姿になりました。
    家の中の壁と柱の間から外の景色が細長く見え出しました。
    そのうちにおとなりの家が出来上がると我が家の側面は見えなくなり
    敷地目一杯に建てられたお隣のお陰で細長い景色も見えなくなりました。
    一刻も早く空き地にお家が建てられる事を祈るのみです。。。
    とりあえず私でもスタジオに改築するときそこは省くな〜絶対。。。
    私だったら綺麗にサイディングに吹き替えて手前の空き地に建物が建って全く見えなくなっちゃたら
    その時の方が絶望感感じます。きっと。。。

    • カザマ より:

      明けましておめでとうございます。
      暮れはずいぶん更新がなかったから、具合でも悪いのかなと心配しました。
      お元気そうで、良かった。

      壁はね、どうしようか思案中です。
      手持ちの絵や写真を売ることで、費用は捻出できそうです。
      人の作品は買っとくものですね、尤も買った値段の3分の1ぐらいにはなりますが。
      家仲間ドットコムに写真載せても、受けたいという業者が現れないんですよ ^^;

      まあ年頭から難問を抱えましたが、今年もよろしくお願い致します。
      ご亭主にも宜しくお伝えうださい。

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