今朝の朝日新聞朝刊の記事をちょっと訂正してみたりして

催涙弾

1969/04/28 沖縄デー 神田

今朝の朝日朝刊10面に「催涙ガスに魔法の一吹き」と言う記事がありまして、先日のイスタンブールのデモの際、催涙ガスに眼や喉をやられた人に牛乳と水を混ぜたものに胃腸薬を溶かし込んだ液体を「シュッ」と一吹きすると、痛みが消えるという記事がありました。

それから、加藤登紀子のご亭主の藤本敏夫が亡くなったとき、仲間から「これを庭に植えてくれ」と檸檬の木を渡されたエピソードが紹介されて、それは「日本ではデモの際、催涙ガスに檸檬で対抗していたから」と言う説明があります。

ここまでは良いんですが、記者はこの後医者の話として「デモのその檸檬の話しはおまじないみたいなものでしょう」 と書き、「実際の効果は疑問です」と結論づけています。

多分この記者も、医者もデモで催涙ガスを浴びた経験は年齢的にみて、ないのでしょう。
デモの現場に出た記者はすでに退職しているでしょうし、残っていても参与室で天声人語かなんか書いているでしょうから。

催涙ガスに檸檬はね、おまじないでもなんでもない、本当に効いたんです!
普段檸檬をしぼってその果汁を目薬みたいに眼に入れろと言われたら、ほとんど拷問ですよね。
私はやる勇気はありません。
が、しかし、催涙ガスを浴びて、眼が痛くて痛くてとても開けることなんかできない時にこの檸檬果汁を眼に注ぎ込むと、それまでの痛みがウソのように消えたんです。
学生だけじゃなく、新聞記者達も、特に写真記者はみんなポケットに檸檬を持っていました。

まあ、大した問題ではないんですが、ちょっとツメの甘い記事がけっこう大きな見出しで載っていたので、小言幸兵衛がちょっと一言いいたくなったのでした。

くれぐれも、ガスを浴びてない眼にレモン汁を絞り落とさないように。

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“今朝の朝日新聞朝刊の記事をちょっと訂正してみたりして” への4件のフィードバック

  1. カエル より:

    中学3年のホームルームの時間に
    担任の先生にちょっとした恨みを持っていた生徒が
    催涙ガスを教室内に噴射して死ぬかと思った事を思い出しました・・・
    檸檬があればよかったのか!
    今そんなことが起きたらニュースになっちゃうんでしょうね。
    そして次の日スーパーの檸檬が売り切れる・・・

    • カマ より:

      その催涙ガスと警察が使っている催涙ガスは多分違うと思います。
      教室に撒かれた奴は熊とか撃退用の唐辛子の成分のガスでしょう。
      ですからレモンは効かないと思いますよ。
      警察のはベトナムでも使われていた催涙ガスで後遺症もあります。

      しかし教室にそんなガス撒く奴は危険だなあ。

  2. あっち より:

    わたしもあれを読んで「んんっ?」と思ったくちです。でも、わたしは実際に経験していない、周囲にいた連中からの伝聞なので、反論もなにもできません。カマさんが書いてくださってすっきりしましたぁ!

    • カマ より:

      そうですね、レモン果汁を眼に注ぐというのは、経験しないととても信じられないでしょうね。
      我々だって、始めてレモンを眼の上でしぼるときは勇気がいりました。
      救隊の連中がやって見せてくれたんで、ようやくできたくらいですから。
      現場で毎日の写真記者に訊かれて、実際に眼の中に入れてあげたことを覚えています。
      翌日会ったときには彼に檸檬を見せられました。
      まあ当時現場では常識だったんですよね。
      あの記事を書いた記者が医者に訊いた後、更にリタイアしている先輩に電話をしていれば記事は違ったものになったんでしょうけどね。
      なので、「詰めが甘い」と書いてしまった。

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