暮の空

暮れの人形町の空

昨日の昼間、暮の空のようじゃない。しかも真半分の月、上弦です。写真だとそうでもないんですがはっきりくっきり。今日でようやく全ての仕事が納まりました。今年の後半はなんだかなあ、な仕事で大忙し。稼ぎに追っつく貧乏なし、って言いますけどわたしの場合は啄木に近いかな。わたしはある時期から、正月の支度を全くしなくなりました。おせちもなし、おとそもなし、雑煮もしなければ餅さえ食べないときもある。今年もなにも買い物しません。この期間冷蔵庫の整理週間。立錐の余地ない冷凍庫のものを食べきるだけで正月は終わる。毎年もう出し終えている年賀状も今年はまだ。今年は寒中見舞いにします。それで年賀状のやりとりにも整理がつきます。毎年減らそうと思うけれど出さない人に貰ったり、くれない人に出したりで、結局七草頃になると出した数も貰った数も例年通り。今年は申し訳ないのですが、頂くだけ頂いてその方たちへだけお出しする。これでそうとう数は減るはず。少しずつ身辺整理。最後にこの身ひとつになっているのが理想ですが、なかなかそうも行かないでしょうしね。年々縮小していく仕事がでも今年は少し上向きました。どん底は一作々年と一昨年、もう駄目かと思いました。戦時中でもないのに売り食い、僅かの貯蓄を取り崩し最後に残ったのは車。これも売ってしまおうかと思ったんですが、そういうときに、車がなければ出来ない仕事

が入ってきてなんとかもちこたえた。全くこんな状況で良くやっていると自分でも思いますが、ほかにはなにも出来ないし。遊びぐせがついて身体はなまっていますし、困ったもんです。元気なのは口ばかりって、完全にやなジジイになってますがそれでも青い空を見れば気持ちがいいし、散る葉を見ればあわれをもよおし、月が出てれば一句ひねってみようかて、まあこれは思うだけですけど、こういう気持ちのあるうちはものを作り、それを買って頂き、それで米を買い魚を買って暮らしていく。一生これができたら、それは幸せってもんでしょう。でもこれじゃあ、惚れた女にダイヤモンドも毛皮も別荘もクルーザーも買ってやれないけれど。まあいいじゃないですか。天気のいいのを喜ぶような女に惚れれば。
みなさん、今年もいよいよおしまいです。来る年が皆様にとって今年より良い年になることを願っております。

年の瀬に目方ばかりが増えてゆく  貧棒

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