介護

介護される犬介護される犬介護される犬ご近所の犬です、13才。少し前までは靴を履いて2頭でお散歩していたんですが、そのうち1頭になり、今はその1頭も乳母車で散歩です。2頭で散歩しているときから白内障はあって、よく見えないから自分でよけることをしないでなんでも踏んでしまうので、靴を履かせてもらっていたらしいんです。今はもう全く見えない。散歩させてもあちこちぶつかるらしい。ですから浜町公園までは乳母車で行きます。お名前は? 三度きいてるんですが、三度忘れました。わたしの日常にないフレーズの名前なんです。わたしは主のいないところでは飼い主の苗字で呼んでいます。
きょろきょろしていかにも目が見えそうな風ですが、臭いの来る方向を探っているようです。鼻は健在。でも幸せでしょうね。疑問符を付けるのは、過保護かなあ、という思いも多少あるものですから。乳母車には電子蚊取り線香までついています。一日に二度散歩に連れていってもらってます。実に人なつっこい犬です。虐められたことがないから、人間を信頼しきっています。虐められれば人間不信になる。これ、人も一緒ですよね。ぶたれて育つと、ぶつ人になる。愛されて育つと優しい人になる。分かり切ったことですが、近頃なんですかねえ。わがスタジオの裏に来るたくさんの野良猫はこうはいきません。飼い猫との決定的な違いは、彼らの人間観。人間にはいろいろな奴が居ることをちゃんと知っています。優しくされているときでも、びくびくしています。一度でも飼われたことがあると違うみたいですが。人形町の猫は餌に困ることはないようですから、そこが安定していれば、彼らは今のままがいいんでしょうね。でもスタジオのドアを開けて、コンピューターに向かっていると、いつの間にか入ってきてコルク張りのスタジオのまんなかに寝ていたりします。さすがにそれはすぐに追います。人情がないようですが、それを許すとダニが凄いんです。家に上げるには、家に上げる準備がいりますが、その準備を彼らはうけつけない。ですから追う。今がちょうどいい距離なんです。そこへ行くとこの犬はべったりです。信頼しきってなすがまま。介護する犬もあれば、介護される犬もある。

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