プリンターの廃インクパッドが満杯になってしまった
2018 年 10 月 29 日私の使っているプリンターはEPSONのPX-5500という奴で、相当古い機種です。
すでにメーカーのサポートも終わっています。
従って修理も受け付けてもらえません。
日本のメーカーはいつからこんな理不尽を顧客に押しつける様になったんでしょうかねえ。
売っておいて修理を断るなんて、ずいぶんだと思いませんか。
ですから今回のように、インクパッドがインクで満杯になってもそれをメーカーに送って新しいパッドに交換してももらえないんです。
つまり、もうこのプリンターを捨てて、新しいのを買う以外手はないんですが、そこは抜け道的解決法もあるんですね。
第一、私はエプソンの純正インクという物を使ったことがありません。
高いでしょう、高いものは使いたくないんです、出来が一緒なら。
純正インクだって、そのままではモニターで見ている色でプリントが出てくるわけではありませんよね。
皆さん苦労して、色合わせをしてモニターとプリントを合わせているわけですから、インクを純正にこだわる理由は品質と耐光性くらいなものでしょうが、近頃のサードパーティ製の顔料インクは安定性と耐光性は純正と何ら変わるところはありません。
要はインクを買うたびに色が変わるのが困るだけで、色の傾きはあっても、その傾きが安定していればなんの問題もないのですから。
おまけに私は主要なプリントがモノクロなので、この古いPX-5500の美しいモノクロ出力は大変貴重なのです。
でも廃インクパッドがいっぱいになってしまって、今度こそオシャカに、、、とは行かないんですねえ。
私はこの廃インクパッドの満杯対策のためだけに、ウインドウズのノートパソコンを持っています。
これにロシア人が開発した「SSC」というソフトを入れています。
このソフト、残念なことにアップルでは動かないんです。
要はこのソフトでEPSONのプリンターをハックして、廃インクのカウンターをリセットするわけです。
でもそんなことをすれば、やがて満杯になったインクが、インクパッドから溢れ出してきて、プリンター内どころか外までインクが溢れ出すのではという懸念があるのですが、ここにも抜け道的工夫が施してあります。
プリンター内に廃インクをインクパッドまで導く二本のパイプがあるんですが、それをプリンターの外に引き出して、瓶の中へ溜まるようにしてあります。
ですから半年に一度くらいこの瓶の中のインクを捨ててやれば、いいのです。
まあケチくさい話で、仕事で使うんだからじゃんじゃん新しくすればいいじゃん、という考えもあるんでしょうが、そこは古い人間なんですかねえ、もったいないことができないのですよ。
それにメーカーの理不尽なやり方にちょっと抵抗できているという気分が小気味が良いのです。
まあ、誰にもおすすめはしないんですけど。。。
そんなわけで、本日、約一年ぶりにウインドウズXPを開いて我がプリンターをハックしました。
無事にカウンターはリセットされまして、快調に動いております。
ここまで書いたからには、あまり大きな声では言えませんが、毎日起動していて未だに故障なく働いているこのエプソンのプリンター、実に優秀だと思いませんか。
「技術立国日本」の面目躍如といったところです。
長々、失礼いたしました。