ウィーンの春2
2018 年 4 月 20 日ウィーンのSchifterさんからウィーンの春の第二弾が送られてきました。
今年の八重桜、色が濃いそうです。
そう言えば日本でも今年は桜の色づきが濃かったような。
今年は春と新緑が同時に来たようでしたがあとは暑い夏を待つばかりです。
来週左目の手術です。
ウィーンのSchifterさんからウィーンの春の第二弾が送られてきました。
今年の八重桜、色が濃いそうです。
そう言えば日本でも今年は桜の色づきが濃かったような。
今年は春と新緑が同時に来たようでしたがあとは暑い夏を待つばかりです。
来週左目の手術です。
右目の手術から間もなく一週間です。
一週を過ぎると、頭が洗えるようになります。
それまでは目に目薬以外は入れられないので、頭の痒さをじっと我慢の一週間です。
物の有る無しはわかりましたがその輪郭は判然としなかった右目が視力1.2まで回復しました。
ファインダーでピントも合います。
入れた眼内レンズは紫外線によって黄変したり経年劣化したりはしないそうです。
少なくとも50年はもつそうですから凄いことです。
写真は清澄公園の唯一の八重桜、今満開です。
今月の3日に右目、24日に左目の白内障の手術をします。
写真は右目の手術直後です。
私はファインダーを覗くのはほとんどの方と同じ右目でしたが、数年前から右目ではピントの確認ができなくなっていました。仕方なく左目で合わせていたんですが、それも徐々に怪しくなって、最近ではピントの確認を自分の目では出来ない状態で写真を撮っていました。
それでなんの問題も起きなかったのはひとえに機材の進歩に依る所大でした。
ところが、問題ないと思っていたのは撮影に関してだけで、納品には大いに問題が有ったようです。
それは、明るさと色の問題。
手術後見え方が落ち着くまでに二タ月ほどはみたほうがいいと眼科医からは言われましたが、取り敢えず術後に感じたことを報告しますと、まずは明るさが1/4絞りくらい明るく見えるようになりました。
今の時点で右目で見るのと左目で見るのとではその位見え方に差があります。
あと色被りもあります。
術前と術後で、CCフィルターで0.25から0.5Y位違います。
術前の左目に比べて術後の右目で見ると世界が青く見えます。
これだけイエローカブリで納品出来ていたのはフィルム時代なら考えられないことです。
デジタルならその程度の色カブリはデザイナー側で簡単に直せるから問題にならなかったのであって、フィルム時代なら再撮かラボにデュープで色直しを頼まなければ納品はできなかったでしょう。
ありがたいのかぬるいのか、そのあたりは考え方次第ですが、ご同輩諸氏に私の体験上から注意喚起です。
あなたが今見ている明るさと色は狂っている可能性があります。
白内障の検査をおすすめします。
あえて写真の色カブリはそのままにしました。
桜の木は一年でいつが一番美しいのか?
そりゃ、やっぱり満開の桜の上に月が出ている景色、と言えるかもしれませんが、個人的には盛りを過ぎた桜に風の吹く日が美しいと思っています。それは経験から来るんでしょうね。
何年も前の事ですが浅草の土手で風の強い日に満開を過ぎた桜に出会ったことがあるんです。
そりゃあもう初めて見る光景でした。
前が見えないほどの桜吹雪、無数の花びらが風に舞って私に押し寄せてきたんです。
綺麗でした。
一吹きにすべての花が散っていくような錯覚がありました。
で、昨日ですね、そんな期待をいだきながら谷中の墓地を散歩したんですが、おそすぎました。
花はあらかた散って、シベだけが残って、葉はまだ出ていない。
桜が一番みじめに見える。
なので墓地以外どこかのお寺に八重でもいいから花が残っていないかと歩いていると、多宝院というお寺の中に花のきれいな木を見つけました。なんて言う種類かわからないんですが、花が小さく可憐で色があざやかな花でした。
花につられて入ったんですが、そこに立原道造の墓が有ったんです。
「あの日たち羊飼いと娘らのように、、、」
前に書いたことがあるんですが、立原道造には多少縁があります。
彼と東大の建築家で同級だった建築家と親しくお付き合いしていた時期があって、その方に立原の手紙を何通も見せてもらったことが有ったのです。ナマの日本文化に触れた気持ちがしてとても感動したんですが、それ以来の立原道造でした。
偶然の巡り合い、でした。
桜には出会えなかったんですが、文化の香りをかぎました。