ジャム
2016 年 9 月 27 日おとついの千葉 佐倉の空です。
久しぶりに見る青空。
いいですねえ、青空。
我が家の玄関にはスタジオを改築した時に、中学の同級生で清澄町で建具屋をしている「ハッパ」に頼んでこしらえてもらったヒバの無垢板でできたドアがハマっています。
木はもう十分に枯れているんですが、先日来の雨続きで膨らんで、開け閉めが嫌に渋くなってしまいました。
天窓からの雨漏りもあるし、秋らしい高い空が一日も早く戻ってきて欲しいのです。
その建具屋のハッパの家には太ったダックスフントが居ましたが、太り過ぎてお腹が地面にこすれるようになって、いつも擦りむけていたので、気の毒に思ったハッパのお父さんが厚い牛革の腹巻きをこしらえてくれました。
犬が牛革の腹巻きをしているのも珍しいんですが、そいつがそんなに太っているもんですから一日中殆ど動かないで寝ているんです。
寝る場所は決まっていて、仕事場の板の間の自動カンナ機の前。
でも、そこは木を削ると木屑がハラハラと飛んでくる場所なんですが、平気でそこを動きません。
昼休みと、仕事が終わる夕方、ブルブルと体を震わせてかんなくずの中から姿を表すんです。
かんなくずの山に手を突っ込んで頭をなでてやったりしても、全然出てきません。
出てくるのは日に二回。
変わった犬でした。
名前はジャム。