
新シリーズから
写真はお正月にこしらえた「Metamorphoses」とはまた別の新シリーズ31枚の中からの一枚。
結構気に入ってます。
ところで、ご心配いただいた方々へのご報告とそうでもない方々にはちょっとしたお知恵を。
私は今まで運の良さだけで生きてきたと以前に書きましたが、それはお金の面でもそうでして、なにか入り用ができるとどこからかお金が入って来ていたんです。
それは殆どの場合仕事という形ででしたが、若い時本当に支払いに困っていた時には宝くじがあたってそれで支払いができたことがあります。
それも一等ですから支払いしても余ったんじゃないかと思われるでしょうが、その時の宝くじは一等が何百本もあって、たった25万円の賞金だったのですが、これで支払いを済ませて、友達三人に今半のステーキをごちそうできました。
逆に思いがけないお金が入ると、なぜか出る場面に出くわすのです。
ですから今回の壁も、実は内心「なんか上手い仕事が舞い込むぞ」と根拠の無い期待をしていたんですが、今度ばかりはそううまく行きませんでした。
そこで手持ちの絵画や写真を売ることにしたんですが、こういう時に人はわかりますね。
名前はあげませんが親しくしていた画商に買い取りの相談メールを送ったところ、返信さえ来ませんでした。
まあ、再度メールすることはしませんでしたが、せめて断りぐらいは入れてくると思ったんですがねえ。
そして本郷の赤門前にある画商に相談したところ買値の1/6の値段を提示されました。
画商さん、儲け過ぎでしょ!
で、お定まりのヤフオク。
まだ全部終わったわけではありませんが、ほぼ完売する感じです。
でも買値の1/3ぐらいにしかなりませんでした。
ちなみに売ったものは山田正亮さんの抽象画1枚、ジョンセクストンのオリジナルプリント1枚、瀧口修造とアンドレ・ブルトンを撮影したポートレート、それにスペインの写真家がキューバで撮影した農夫のポートレート1枚の4点。
具体的な金額はここでは控えますが、「皆さん」人の作品は買っておくといざというとき助かりますよ。
それと売るときは画商はダメです!!!!!
オークションにしましょう。
そして最後にわたしの作品を買ってくださっている方々、わたしの写真はヤフオクへ出しても売れないと思いますが、アメリカのオークションに出せば売れる可能性が高いことをお知らせしておきます。
今でもわたしの写真をポスターにしたものが大量に売られていますから。
あーあ、その一部でもわたしに入ってきたなら、こんなに貧乏しないで済むのになあ。
わたしに無許可でわたしの作品売っているばかりか図々しいことにわたしのクレジットまで入っているんだから、アメリカも中国並みに著作権を軽んじていますよね。
長くなりましたが、以上が佐伯祐三チックな壁問題の近況報告でした。