上を向いて
2012 年 1 月 30 日
4S
きのう、映画を見ました。
「三丁目の夕日」です。少年雑誌に今も連載されている西岸良平の同名漫画の映画化です。
舞台は東京オリンピックの頃ですから1964年の東京下町。
下町なのに目の前に東京タワーがあったり、多摩川が流れていたり、考証は適当ですが映画自体が漫画仕立てなので、それは許されるのでしょう。
風が強くて、寒い東京でしたが、映画は温かかった。
日本が、今の韓国や中国やインドのように、前を向いて上をめざしていた頃が舞台です。
あのあたりを境に東京の街はがらりと様相が変わるのですね。
その前の年に九ちゃんの「上を向いて歩こう」がビルボードで一位を獲得するんですよね。日本中が上へ上へ、前へ前への時代です。
その頃、ヨーロッパの没落がよくいわれました。
時を経て、今日本の没落がいわれます。
私は今年、上ばかり見て歩いているので、窓拭きばかりが目につきます。
あんまり上ばかり見ていると、足元でつまずくので注意が必要です。
実はすでにつまずいているんですが。。。