ラクチョウでザッケローニ
2010 年 9 月 27 日ゆうべ、夜八時近く、有楽町のガード下の飲み屋街の一軒で、ナンコツやハツで一杯飲んでいたと思いねえ。
金時の火事見舞いみたいな顔をして、気勢の上がっているわたしが何気なく、ほんとに何気なく、テントの外の道に目をやると、なんだか見た覚えのある外国人の一団、と言っても四五人ですが、なんだか機嫌よろしく歩いています。
見たことあるなあ、でも知人じゃあないなあ。なんて酔眼朦朧で眺めていたんですが、突然わたしの脳が活性化した。
「あ、ザックだ!!!」
なんだかわたしもの凄く、ニコニコしていたみたい。思わず手を挙げてその手を振ると、なんとザッケローニが嬉しそうな笑顔を返して、手を振り返してくれるじゃありませんか。
わたしはこの時、日本代表を彼に預けようと思いました!
あははは、もう預けたんですよね、協会が。
いやあ、でも偶然でした。フランクですよ、もうすっかり日本に馴染んでる。あれなら選手もすぐ受け入れるでしょうね。
「オ」の字みたいに選手を傷つけることはしないでしょう。
いやあうれしいなあ。なんだかすごおくうれしい一晩でした。
同行の氏は一瞬遅れて気がついたのを、悔しがっておりました。
あまりに意外な場所で、意外な人に出くわしたもんですから、「ザックだよ!」と私の言うのに、ザッケローニと結びつくまでにタイムラグがあって、その間にザックは手を振りながら銀座方面へ行っちゃいました。
たぶん、コーチ陣と散歩でしょう。おつきの日本人は居ないみたいでした。
へへへ、得した気分。