2009 年 10 月

10/02日の補足

2009 年 10 月 8 日

二日に書きましたクラブ制度下での記者会見、マスコミが取り上げないと書きましたが、
朝日新聞10/07朝刊33面でかなり大きく扱われました。
「会見オープン化で波紋」というタイトルで大臣会見のオープン化に対するマスコミ各社の対応が出ています。
朝日を購読されてない方のために結論だけをいんようしますね。

新聞各社の記者会見オープン化への意見

2009/10/07朝日新聞 朝刊33面より

これでわかるのは案の定というか、やっぱりというか、保守的傾向の強い社は何となく反対、リベラルというか進歩的というかそういうスタンスの社はおおむね賛成というのが見えてきますね。
不可解なのはTBS、やはりこのテレビ局は変わってしまったと言うべきでしょうね。
というか、わたしには古谷綱正が17年間で築いたTBS報道というものはオーム事件や
堀宏(10年間JNN報道特集キャスター)の損失補填問題で社員でありながら社長を糾弾したと言うことで実質首になった事件以降TBSは変わったと私は思っていますが、それがここにも現れていますね。
守旧というか保守と言うには腹が据わっていない、中途半端な姿勢が現れています。
マスコミはいったん変節すると元には戻れないのでしょうね。
中央公論の嶋中事件の例にあるように。
日本でフリーの記者が自由に取材活動できるようになるには、まだまだ時間がかかるでしょうね。
こういう動きが出てきただけで、一歩前進なのでしょう。

「3000円で写真売りましょ買いましょ!」展

2009 年 10 月 7 日

連絡をいただきました。
昨年は参加したタイトルの展覧会、今年は出してないんですね、と。
申し訳ありません、今年は不参加です。
昨年は格安とはいえ、自分の作品が自分を知らない人たちに果たして売れるものだろうか、通用するのだろうか?
ということを確かめたくて、参加しました。
結果は10枚出品して10枚、完売でした。
ただ後でわかったことですが、そのうち半数は私を知っている人が買って下さっていました。

今年不参加の理由はありません。
さくひんがないわけでもありませんし、趣旨が気に入らなくなったわけでもありません。
値段が安いからいやだというわけでもありませんし、展示方が気に入らないというわけでもありません。
何となく自分的に盛り上がらないで居るうちに、締め切りが過ぎてしまった、ということです。
展覧会は今年も盛況なようです。
不参加を告知するのも変なので、黙っていましたが、私を目当てに行かれた方がおられるのは、かんしゃです。
すみませんでした。

「3000円で写真売りましょ買いましょ!」展はこちらです。

記者会見

2009 年 10 月 2 日
筆入れ

初めてのお裁縫

友達の娘さんが小学校で初めてミシンを使う授業で作ってくれた筆入れです。
その彼女はすでに四十をこえました。
三十年経っているのにきれいでしょ。
ちょっとシミや生地の焼けてきているところはありますが、またアップリケの「MILK」と言う文字は消えかかっていますが、でもきれいでしょ。
このなかにMONTBLANCの極太とWatermanという二本の万年筆が収まって、机の引き出しに入っていました。
持ち歩かなかったことと、万年筆を使わなくなって久しいことが、この筆入れをこんなにきれいに保っています。
小さい子供が一生懸命に、私にプレゼントしようと思って縫ってくれた、その手の跡がここにあります。
時間と気持ちが封じ込められてここにあるのです。
宝ものです。

ところで、また民主党ネタで恐縮ですが。。。
岡田外相が先陣切ってやりましたが、記者会見の自由化。
完全自由化にはまだほど遠いのですが、これは取材する側の体制も整っていないから仕方ないのでしょう。
実はこれは画期的なことなのです。
私が報道にいた頃の話で、ずいぶん古くて恐縮ですが、でもこの古い体制はついこの間の麻生政権まで
何の疑問も持たれずに続いていたのです。
それは日本独特の、クラブ制取材形態。
これに関しては、マスコミも取材される側の公共機関もともにこの利点を挙げて、維持に努めてきました。
いわく警備の面から、いわく行政サービスの面から、いわく相互の利便性から。
でもこれがまやかしであることは、マスコミも政府も知っていたんですね。
ただ、都合がいいからそのままにしておいた。
たとえば国会記者証というものがあります。
クラブ所属の報道機関が参議院に請求すれば発行されますが、毎年更新の必要があります。
これに枚数制限はありませんが、でもこれだけでは国会には入れません。
国会に入る際には入り口の守衛に記者証の提示を求められます。
もちろん新聞の求人欄に三行で「記者募集」なんて書いてあるあの記者の記者証では入れません。
全国紙地方紙の新聞社記者証、テレビ各局記者証のみです。
雑誌記者証は認められていません。
雑誌記者が国会に入ろうと思えば、一般参観者と同じく入館手続きを取らなければなりません。
ではよくテレビで見る、ぶら下がり取材のままで、議員にくっついて国会へフリーパスで入っていく記者達は何なのか?
あれは、胸にバッジがあるのです、
ツバメのマークの国会記者徽章、これは各社に対して渡される数が決まっています。
つまりこのバッジと参議院発行の国会記者証がなければ、守衛さんに止められます。
例外が一切認められません。
首相官邸もこの二枚鑑札がないと入れません。
官邸の方がもっと厳しいこともあります。
ですから各社とも記者数名、カメラ記者数名がこのお墨付きを体につけていて、
残りの記者は、参議院記者証と自分の社の記者証を常に携帯しているのです。
その他の記者、カメラマンは必要に応じてキャップまたはデスクからバッジを借りて応援取材に行ったりします。
そして、そのほかに警視庁発行の黄色に赤字で各社の社名を印刷してある腕章があります。
国会と官邸以外はこの警視庁腕章とポケットに参議院記者証が入っていれば、日本中自衛隊以外どこの役所もフリーパスです。
ここから透けて見えるのは、国会と官邸と警察がいかに強い権力を持っているかです。
このほかに日本の治外法権に立ち入るための腕章が各社数枚、運輸省腕章です。
これがないと空港内には立ち入れません。
同時にこれがあると、羽田でも成田でもフリーパスです。
滑走路さえ歩けます。
しかも私の経験では、この腕章さえしていれば、どんな事件の時でも記者証を求めれたことはありません。
逆に言うと、、、ですね。危険です。
たまに報道制限で、赤やその他の色のリボンが配られて、記者証に付けて下さいなんて言われることもあります。

長くなりましたので、今日はこの辺で。
つまり、国会や警察が強大な権力なのは自明ですが、実はそのチェック期間であるマスコミも実は巨大な権力なんですね。
フリーパスで権力機構に出入りできるのは、結構優越をくすぐられるものなんです。
そこに、わずかではあるけれど、風穴があいた、ってことで、これは日本の報道の歴史始まって以来の特筆事項なんです。
それなのに、何でマスコミはこれをトップ項目で扱わないんでしょうか?
,,,,,,新聞やテレビをいかにつぶさに見ていても、見えないものはあるのです。

ということで、つづきはまた。