いいわけ
2009 年 4 月 20 日
線香の煙です
わたしのホームページの巻頭この部分に一行か二行の短いコメントを載せておりましたが、
ふと、正気に返ればあまりにも、あまりにもであることに気づきました。
で、この度それを廃棄致しました。
更にもう少し冷静に考えれば、この本文だって下らないんじゃないのということになりそうですが、
こちらはもうしばらく続けていこうと思います。
そんなわけで、外した戯言の代わりに古い写真を順不同で掲載してゆきます。
廃墟やデモや、二十代から三十代、四十代に入ってからのものも多少あるかも知れませんが、その頃に取材したネガを今、デジタルカメラで複写再現しております。
過去の写真を見ると、いろいろ思うことがあります。
写真集一冊残すことの出来なかった写真家がネットという媒体を手に入れて作品が発表できるようになった、ということです。
街頭の写真が主になりますが、「あ、これ、おれだ!」というものがありましたならば、Contactよりご連絡下さい。
当該写真を差し上げます。
題名の「蒼春賦」は吉丸一昌作詞の唱歌「早春賦」から取っております。
全詩文を掲載します。
早春賦 大正二年二月「新作唱歌(三)」
春は名のみの風の寒さや
谷の鶯歌は思えど
時にあらずと声も立てず
時にあらずと声も立てず
氷解け去り葦は角ぐむ
さては時ぞと思うあやにく
今日もきのうも雪の空
今日もきのうも雪の空
春と聞かねば知らでありしを
聞けば急かるる胸の思いを
いかにせよとのこの頃か
いかにせよとのこの頃か