
何年か前にも書きましたが、私のスタジオの周りをテリトリーにしている猫が多いときには11匹居たんです。
ただ、生き物ですからゴミを漁って収集袋を破いたり、排泄をしたりと生き物の摂理で色々あります。
それを嫌う町内の人の要請で、すべての猫に避妊手術をしました。
費用は役所が出して、トラップは町会の有志が行うことでそれは終わりました。
ことは猫に関してですが、こういうことは私に「優生保護法」なんて法律を思い出させます。
あちこちうんちをしたり、ゴミ袋を漁ったり、いかにも野良猫は悪者然としていますが、生きていく上でそれは仕方がないことなのです。
悪いのは猫ではなく、内猫を飼えなくなったからといって、外へ放り出した人間が悪いのです。
ヤンバルクイナを絶滅に追い込んでいるのも猫が悪いのではなく猫を天然記念物の生息しているところへ放り出した人間が悪いのです。
ですから、悪いやつを取り締まるのなら猫ではなく猫を捨てた人間を取り締まらなくては。
殺処分するなら、猫を放した飼い主を殺処分しなければ、、、
ま、そんなわけには行かないので、猫にとばっちりが行くわけですね。
スタジオ周りの11匹の猫は今この一匹だけになりました。
それもここ四、五日水も飲みに来ていなかったのですが、今朝久しぶりに姿を見せましたが、毛並みが荒れて元気がなく、水も覗き込むだけで飲もうとしません。
猫エイズが流行ったとこきもそうでしたが、こういう猫を医者に連れて行く有志がいるのですが、このキジトラだけは人に体を触らせません。
したがって医者にもかからず、自らの治癒力で困難を乗り切ろうとしています。
果たしてどうなることか。
偶然のことですが、時を同じくして私にも異変が起きました。
もう40年以上、一日たりとも抜いたことのないアルコールを既に10日ほども摂取していません。
禁酒とか断酒とか、意志によってアルコールを遠ざけたわけではなく、ごく自然に飲まなくなりました。
欲しくもないのです。
体調が悪くて飲めないというのでもありません。
アルコールの方から私を遠ざけるように離れていったのです。
不思議な事があるものです。
なんか、色々ありますが、無理なく生きていることだけは確かです。