詐欺
2019 年 3 月 5 日先日のことです。
役所を名乗る電話がかかってきました。
「高額医療費の還付」だと言うんです、41368円。
久しぶりに「尾花」へ行って鰻でも食べようかなあ、と一瞬思いました。
白内障の手術しましたし、金額がありそうな額だし。
で、向こうが言うのです「高額医療費還付の申請書が届いているでしょ?」
ここがミソですね、「はい」と応えると「それと身分証明書、通帳、印鑑とカードを持って銀行に来てくれ」と言うんです。
「窓口で41368円還付しますけど、手数料がかかります。ただ50万以上の残高のある通帳を持ってきてもらえば、その手数料は銀行が立て替えます」
電話がかかってきていたのは固定電話ですが「では携帯の番号をお願いします」
ここでフト我に返りました。 「携帯持っていません」これは私の常套句です。
基本、知り合いと仕事の関係以外に携帯の番号は教えません。
相手は一瞬口ごもって「ではこの電話におでんわしますね」
まあ、こんなやり取りがあって、念のために役所に電話をすると「高額医療費の控除分はすでに振り込んでいる」とのこと。
よく考えればたしかにそのとおりですし「役所が銀行になにか依頼して、銀行から個人へ業務連絡をすることはありません」と。
ちょっと欲に目がくらみましたね、鰻チラチラしたし。
で役所が言うので、警察に行って事情を説明し、もしもう一度かかってきたら警察と連携して犯人逮捕に協力するということで一件落着。
結局電話はかかってきませんでした。
それから数日、Amazonからプライムの会費の引き落としカードの期限が切れているので更新してくれというメール。
引っかかりました、寸前まで。
金額が400円ですからね、ついうっかり「そうだったかな? 更新しておこう」となったわけです。
ですが、そのサイトを開いたときわたしのMacbook Proが全面真っ赤に染まって警告してくれたんです。
フウ、危なくカード番号と暗証番号抜かれるところでした。
、、、これが最近あったわたしの詐欺被害未遂事件です。
大きな欲には自制が働きますが小さい欲にはつい手が出ます。
みなさまご要慎の程を。
写真はポラロイドの転写作品のオリジナルの束、この狭いスタジオのどこに隠れていたのか、およそ二百枚ほどが突然見つかりました。
優に展覧会できる量です。
起きて半畳、寝て一畳の狭い環境によくこんなに隠れていたなと思うのもそうですが、よくこれだけの作品を作っていたなと自分ながらに感心しました。
4万貰うよりよっぽどラッキーじゃん、と思えないところが凡人のアサハカサですかね。
追加:私のMacに入っているウイルスチェックソフトはClamXavです。