‘釣り’

た・の・し・い・ねぇ

2011 年 2 月 7 日

「かまちゃん」
「え?」
「たのしいねえ〜」

東京湾の波の上で小さな釣り船と共に波にゆられながら、その人の言った言葉です。
季節はいつ頃だったか、ただそれを言った人の満面に笑みの浮かんでいたことが強く印象に残っています。
年も近い、女親に育てられたこと、その親を既に見送っていたこと、仕事も互いにフリーの根無し草。
収入もそこそこ一緒。
趣味は互いに、釣りをすること。

「撒き餌はいけないね!」
「撒き餌はいけない。でも、餌釣りだってやめろって言う人も居るよ」
「えさつりはいいさ」
「どうして?」
「魚食べるからさ」
「……」
「キャッチアンドリリースはいけないよ」
細かい説明はしない。
キャッチアンドリリースというのは、一見魚にやさしいようで実は魚をいたぶっているに過ぎない。
魚に優しい人は、始めから釣りなんかしない。
釣るからには食べてやるのが供養だ。
私は勝手にそう解釈していた。

海の上でいろんな話をした。
仕事の悩み、親不孝の話、少し親孝行の話、女の話、健康のこと、もちろん互いの仕掛けの自慢も。
そういう色々なことの話の上に、出た言葉が「たのしいねえ〜」だった。

韓国から日本に来て、キーセンクラブで働いている人を女房にして、周囲から激しく反対された。
それでも彼はその子供まで日本に呼び寄せて、中学高校と通わせ、梨花女子大学を卒業させた。
キーセンクラブで働いていた人はノグっちゃんの女房になってから、本来目指していた牧師の資格を取り、とうとう福生に教会まで開いた。

その教会で彼は女房と子供と大勢の在日と韓国からの出稼ぎの人と、僅かの日本人に送られて逝った。
「パッチギ !」を逆に行った人生だった。

ノグチ芸美、その人の名である。
どうぞ安らかに。

隅田川&支流

2010 年 10 月 18 日
十間堀

Powershot S95

本職の間で人気のS95、とうとう手を出してしまいました。DP1は実に美しい絵を吐きだすんですが、何ともそののろまさが悩ましい。
ちょっと記録、みたいなことにはとても使いにくいのです。DP1xも触ってみましたが、五万円以上(DP1が既に売価一万なので)を投資するほどの進化は見られない。ならば、今のままゆっくり構えるときに使い続け、三万強のS95にしましょうということになりました。
写真は昨日の十間堀、S95の撮りっぱです。
今年は例の大雨のあと、本流では水面で立ち泳ぎしながら口をぱくぱくさせて下っていくハゼの姿をたくさん見ましたので、どうやら本流にはハゼは居ないみたいです。それを証しするように今年は本流で竿を出す人の姿がありません。ただ支流にはちらほら竿を出している人が居ます。
まあ、それでもバケツを覗くとこの時期なのに十センチ未満のデキです。三番子か四番子でしょうか。 そんなのが0から10ぐらい。ホンのぱらぱらしか居ないという事でしょうか。
江戸川放水路では今年は青潮が一回だそうで、その時数十万匹が浮いたそうですが、今は戻って居るみたいです。いったい江戸川にハゼはどのくらい住んでいるんでしょう? とても億ではきかないほど居るんでしょうね。それをまかなう餌もすんでいるということでしょう。あのまっ黒な水に豊かな生命があるってのも不思議ですが。。
S95ですが、まだ触ったばかりで良く分かりませんが、いい感じです。DP1に較べたら、それは俊敏です。シャープは少し強めにかかっているようですが、わたしは好みです。
今後は半畳記での写真はこれが多くなると思います。なにしろiPhone 3Gsのカメラはあまりにも非道いので!

また、さんぽ

2010 年 3 月 23 日
両国橋付近

iPhone + Autostich 6枚つなぎ

またまた河岸を変えて、きょうは浅草へ向かって川を歩いてきました。

左に見えている橋は両国橋。
両国方面から対岸の柳橋をのぞいています。
真ん中やや左よりに見える緑色の橋が柳橋。
たもとに小松屋という佃煮屋があって、穴子の佃煮なんか売ってます。
船宿もやってますが、元は料理屋の舟ですから、周辺のつり宿の舟よりお高い。
それはそれで、社用族でも接待やなんかに使っているようです。
わたしは仲の良かったイラストレーターと良くここから出ましたが、それは田中屋。
リーズナブルで、よその舟より上がりがゆったりしていて長く釣れるので利用してました。
でも柳橋の舟は総じて、朝がゆっくりで、夕まづめにかかると上がってくるので、
ほんとの釣り好きにはあまり評判がよろしくないようです。
わたしとそのイラストレーターはですから仲町の冨士見をよく利用しました。
あとは八景、走水なんかも良く行きましたねえ。
彼はその合間に晴海屋なんかにも乗っていたようです。
住まいが大島でしたから、近場と言うことでしょう。
一体どのくらい舟に乗ってたんでしょうかねえ!
仕事より、舟にいる方が長かったことは確かですね(笑。
末は魚の餌にでもなってやらないと、後生が悪いかも知れない(汗。

写真はないんですけど

2009 年 6 月 12 日

写真はないんですけど隅田川のシーバスのお知らせです。
隅田川ですからシーバスじゃなくて川バス?
しかもスズキとは呼べないかも知れないフッコサイズ。
それでも50センチぐらいあります。
明治座のちょうど裏あたりです。
ネットや雑誌で書かれたらしく、この頃隅田川にふさわしくない
おしゃれな釣り人が出没してますが、
見てると皆さん婚期が足りない、じゃなくて根気が足りない。
こんなところでホントに?て言う気持ちがあるから、根気が続かないんですね。
おとつい、きのう、きょう、と釣れてますよ。
しかも、本に書いてあるようなテクトロ(意味不明て方はググッて下さいね)
や清洲橋の方じゃなくて、浜町公園直下で「ニョロ」が有効!
大型船や消防艇の邪魔がなければ、バチ抜けが岸沿いにすごい数わいてます。
それを狙って鈴木さんがくるわけです。
近所のムツゴロウ、紙の断裁やさんは、昨晩一時間に二本も上げてました。
二本とも家族のイグアナが食べたらしいんですけど、
あすこの奥さんあんなの産んだんでしょうか。
バチ抜けしたゴカイだかイソメだか、一尺ぐらいありますから
ウナギと間違えて持って帰って食べないように。
食べてもあたるようなことはないでしょうが。
以上、写真屋による言葉だけのお知らせでした。

もう銀座は僕らの町じゃない

2009 年 6 月 1 日

東作から

銀座東作からこんな知らせが。
以前に書いたときは店じまいのように思っていたのですが、どうやら店を閉めたわけではないらしい。
良かった。
銀一ももう銀座一丁目には居ない。
月島はうちから自転車の距離だし、銀座へ行くより近いかも知れない。
でも銀一が銀座にないのはね、やっぱり。。。
丹羽さんが弟さんと大学ノートにレンタル機材リストをつけながら
店番していた頃からのお付き合いですから、やっぱりね。
子供時分から自転車で走り回った場所が、
大人になってみたら今度は仕事の場所になり、
デモは大概土橋で流れ解散、
デートは日比谷公園。
それがいまでは、ブランド店が大通りを埋め尽くし
老舗はなんだか肩身が狭いような商いぶり。

もう銀座は僕らの町じゃない。