おみこし(御神輿)とぎょ(渡御)
2014 年 8 月 14 日清洲橋の深川側たもと。
17日の日曜日には深川中をおみこしが練って歩きます。
その角、角に幟と提灯と竹を結わいていきます。
まあ東京では三大祭りと三社祭と、合わせて四つの大きなお祭がありますが、
中でも「みこし深川」と言われるように、ふかがわの八幡様のおみこしは特別なんですねえ。
千貫神輿が何基もあって、これを担ぐのが木場の材木を扱う若衆達の自慢なんです。
一時期、材木問屋で機械化が進んで、人が材木を担がなくなって、この千貫神輿を担げなくなっちゃって、神輿をトラックに乗せて渡御したことがあったんですよ。
これはさすがに不評でしたねえ。
担げないことを宣伝して歩いているようなもんですからねえ。
御神輿は担ぐ人数の三倍の人数が必要なんですね。
ずっと担ぎっぱなしは体が保ちませんから、次々担ぎ手が変わりながら渡御していく。
その為には担いでいる人数の倍の人間がまわりにいて、囃しながら一緒に歩いていなけりゃなりません。
機械化したおかげで、人出が減って、この担ぎ手の人手が足りなくなっちゃったんですね。
今はあちこちの睦み会から助っ人が来るんでそれで担いでいるんですね。
私の子供の頃と変わったことといえば、深川の神輿には水をかけるんですが、これを水道に繋いだホースからかけると怒られたもんですが、今はそれもありみたいです。
それどころか、消防自動車が出て散水するくらいですから。
昔は絶対手桶からかけなくちゃいけなかったんで、これはこれで景気が付いて風情だったんですがねえ。
まあ、中央区の人間が深川の神輿を講釈してもなんですけど。
うちらは山王さんですから。