‘映画’

写真家 Saul Leiter

2015 年 12 月 14 日

Saul Leiter

ユダヤ系アメリカ人の写真家ソール・ライターへのインタビューを映画にしたものです。

面白かったですよ。

斬新な表現方法でファッション写真家として第一線に踊り出て、程なくその一線から身を引き、いわゆる作家人生を歩いた、今も歩きつつある一人の写真家へのインタビューで構成されています。

雨に濡れるウインドウ越しに街を撮る独特のスタイルで、出来上がった写真はダブリングのような見え方をします。

ウインドウの外の景色や人物が曖昧になるので、その分色彩が浮き上がってきます。

「写真に新しい表現なんかひとつもない」「大概の手法は過去の人がみんな試している」「撮る前に、どう撮るか考えたことはない」「意味なんか無いよ、ただいい写真を撮ろうと思うだけ」珍しく私と意見が合う写真家でした。

撮り方は人それぞれですから、いろんな意見や考えがあって当然なんですが、自分とピタッと意見の合う人は少ないものです。

その意見の合う一人でした。

退屈な進行でどなたにもおすすめできる映画ではありませんが、私にはとっても面白かった。

この写真家を知らなかったんですが、写真はいいですよ。

叙情とペーソスにあふれています。そして静かです。

FOUJITA

2015 年 11 月 24 日

FOUJITA

映画を見てきました。

久しぶりの小栗康平、期待して見に行ったのですが。。

私はやっぱり「泥の河」ですね。

FOUJITAは懲りすぎていて、ダイレクトな感動が喚起されません。

前提として、藤田嗣治のおおよその生涯を知っている必要があります。

ストーリーを削って、描写に拘る制作手法ですね。

それと、デジタルになるとどうしてもCGを使いたくなるのでしょうかね。

霧が欲しければ霧の出るのを待つ、というような実写がおろそかになるみたいです。

清洲橋の背景をCGで当時を再現、などはありだと思いますが風景にCGはなあ、、、と思いました。

最後の狐のアニメーションはいただけません。

小栗康平は「泥の河」ですねえ。

「泥の河」の加賀まりこですねえ。

「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」

2015 年 10 月 25 日

映画を見てきました。

ニューヨークに棲む一人の青年が、家の近くで行われるオークションで380ドルで競り落とした写真フィルム。

それがこの物語の始まり。

ヴィヴィアン・マイヤーを探して

後に世界的に知られることになった写真家のドキュメンタリーです。

ローライフレックスで撮りためた写真は15万点以上。

何故それを生前に発表しなかったのか。

面白かったですよ。

追加(10/27):写真展が東京で開かれたらぜひ行きたいと思いました。

ストリートフォトグラファーです。

ブレッソンとはヒューマンな部分で違いがありますが、優れて面白い写真がたくさんありました。

 

「夜叉」

2014 年 11 月 19 日

わたしは、どうも、「任侠もの」はあんまり、ね。

任侠者の設定そのものが肯定できないんです。

ヤクザの有り様は北野武の方が描けているなという感じがします。

わたしが一番と思うのは「夜叉」です。

降旗康男監督、田中裕子、ビートたけし共演。

田中裕子がいいんです。

ビートたけしも名演です。

そして画面の作り方がとても美しい。

トレンチコートを着て東京に出てゆく下りはちょっと余計で、お客に媚びたなという感じがしますが、全体的にはわたしはこの映画が好きです。

 

十日に高倉健が逝きました。

泥の河

2014 年 5 月 3 日
日本橋川

iPhone 4S

連休で船溜まりに係留されている船の数がいつもより多いようです。

日本橋川が大川へ流れ込む新川の辺りですが、昔と違って今は川もキレイになり臭いもしません。

もう少しするとイナッコと呼ぶボラの稚魚が大量に発生します。

するとそれを狙って鷺や鴎がやってくる。

だから、景色としてはいいのですが、わたしはこういう船溜まりをみるといつも「泥の河」を思い出すんです。

それも宮本輝ではなくて小栗康平の映画の方を思い出すんです。

そしてその時の加賀まりこが良かったなあ、と思うのです。

36歳の時に見て、もう大分感受性も衰え始めてきた年であるにもかかわらず、映画「泥の河」は深く印象に残っています。

 

沢尻エリカは好い女優だと思います

2013 年 11 月 19 日

「パッチギ!」と昨日の「時計屋の娘」しか見てないんですけど、そう思いました。

素顔はそれほどでもないんですが、化粧映えする顔ですね。

それも女優にとっては良いことかな、と。